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北桜橋

2021年6月21日 12時21分

   

 本日は夏至。一年の中で昼の時間が一番長い。梅雨とはいえ、強い日差しが北桜橋に降り注いでいる。国道から浅川を渡る今治北高等学校の入り口「北桜橋」は昭和60年8月に完成したとある。

 創立百周年記念通史には、「今女橋・北高橋・北桜橋」という記載がある。通史によると昭和48年9月8日の集中豪雨により浅川が洪水で氾濫。河川改修の要望が強まり着工とある。しかし、改修工事のためには周辺の桜伐採を行わねばならず、審議には10年の月日を費やした。撤去された今女橋(北高橋)や伐採された桜への思いなど丁寧に記載され、当時の担当者の北高へ思いを感じ取れる。

 異常気象による自然災害は毎年のように起こっている。今日のように穏やかな日差しの中ではつい忘れがちになる災害が、この場所でも起こったことを忘れないようにしたい。